2026/6/6 Sat
小径車で300km...やれやれだぜ

Day1はこちら ⇒ BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day1:雨と海鮮丼と温泉,そして300kmブルベへの序奏
午前3時.アラームが鳴る前に目が覚める.
ホテルのロビーにあるフリーサーバーから濃い目のブラックコーヒーを注ぐ.
昨夜のうちに買っておいた総菜パンをかじる.
カーテンを開けて外を見る.
幸運なことに雨は降っていないようだ.
ちょうど,同じ宿に泊まるPikaさんが走っていくのが見えた.
ウェアに着替える.
長袖インナーに半袖ジャージ.
パールイズミの極厚パッドのビブショーツ.
レッグウォーマーを着用.
さらにはウインドブレーカーで寒さ対策.
忘れちゃいかんのがブルベ民の必需品,反射ベスト.
300kmブルベの制限時間は20時間.
ロードバイクであれば約13時間ほどでゴールできるが,今回はBROMPTON.
ギリギリ隊の長時間走行を想定し,コンタクトを避けてメガネで走る.
午前4時.スタート地点の合浦(がっぽ)公園に向けてスタート.

BROにはレックマウントの「Ride On Bag」を装着.
モバイルバッテリーや非常食(羊羹,カロリーメイト)を入れておく.
防水性がないのでビニール袋でくるむことを忘れない.
BROでブルベに参加する場合でも,そのアイデンティティである巨大なフロントバッグを付けて走る人が多いのだが,あれは空気抵抗のカタマリ.
走りを重視したいKazchariとしては避けたいところ.
旅だとデカバッグはめちゃめちゃ重宝するけどな.
その代わり,リアキャリアの小型バッグ(Aliexpressで¥500!)に,レインウェア他の雨天走行用ギアを積む.
できれば使いたくなかったが...(そんなわけなかった)

朝焼けの国道を東に向かって走る.
途中,M山さんとK木さんに追いつかれた.
4時半頃,公園着.
既に受付が開始されており,続々と変態ども(ホメ言葉)が集まって来る.

Pikaさんは,おろしたての新車,フルオーダーのチタンフレームバイクで参加.

いわゆる一生モノ.
実際に走行フィールも素晴らしいとのこと.
後方フレームのブルーの焼き色が,とんでもなくかっちょいい.
チタンかぁ,いいなぁ...あれ? そういやKazchariもチタンフレーム車持ってたような...
確かに「黒金くん」は軽いし速いし,乗ってて楽しいけど,折りたたみという制約がある以上,走りの要素が若干スポイルされているような気がしないでもない.
折りたたみじゃない小径車でチタン製ってあったっけ...って,あるやん!
こ,これは! あぁ,いかんいかん.これ以上チャリを増やしてどーする.
妄想・欲望粉砕.今はブルベに集中集中.
ブリーフィングの開始まで時間があるので,チーム「おだってるJAPAN」で集合写真.公園内を少し歩いて浜辺に移動する.


受付に戻ると,小径車に乗る参加者から声をかけられた.
BROではなく20インチホイールのDAHONカスタム? 自分で組み上げて本日がデビュー戦とのこと.
互いに健闘をたたえ合う.

小径車同志は結束が固いのだ.
ブリーフィング開始.
ダウンヒル後のカーブや陥没情報を聞く.
何せ初めて走る土地である.慎重に走らねば.
5時になった.
いよいよ300kmの旅のスタート.
チャリで走るのは初めてのルート.オラ,わくわくすっぞ.
つーことで,最初は青森市内を横断.
昨日も走った青森ベイブリッジを通過.
その下りである.
「Ride On Bag」に付けたオプションの延長バーがぐらぐらしだした.
取り付けていたライト(Olight RN1500)が上を向いている.
ロックタイトで締め込んでおいたはずのネジが緩んでしまったようだ.
メンテをさぼった末路だな.
仕方がない.
いつ落下するのかわからんので外しておくか.
こいつはあくまで予備ライト.
メインの「Magicshine VTG1000」は車体にしっかり取り付けてある.
しばらく,Pikaさんの後ろにつくが,リアハブ周りから「♪ヒュルヒュルヒュル」と不思議な音がする(♪ファルファルファルにあらず).
うちのEMONDAの「ELITEホイール」のラチェット音も特徴的(誰もが振り返る爆音系).
チャリパーツはメーカーごとに個性があって面白い.

やがて町を抜け,田舎道になってくる.
なんとなしに「おだってるJAPAN」が集合.
一昨年や昨年の苦労話をしつつ,「今年は誰が犠牲になるかなぁ~」と談笑するが,まさかこんな戯言が見事までにフラグになるとは...
やがて,本ブルベ最初の難関,あすなろラインの登りが始まった.
生粋のクライマーM山さんの脚が回り始める.
こ,これはついて行かねば! BROであることを忘れてふむふむ.
序盤にて早くも「おだってるJAPAN」トレイン崩壊である.
誰だ? 今日のブルベが「疑似Flèche」と言ってたヤツは!(ワタシデス)
いつもと同じという意見もあるけど.
つーことで,登り中盤あたりで見事にチギられてしまい,黙々と登攀.
くっ,EMONDAであれば...(何の勝負だ?)
峠に到着する.
M山さんの姿は既になく,別の参加者が一人おられた.

写真を撮ってそそくさとダウンヒル開始.
ここから五所川原市となる.

途中,雨粒が顔にあたりはじめる.
ヤ,ヤツだ,ついに雨が来たんだ!
確かに天気予報通りではある.
通り雨であることに期待するが,空からの雨も路面の濡れも激しくなってきた.
いくつかカーブを曲がった先に大木発見.
その影となる路面は濡れていない.
ここは潮時と停車し,レインウェアを着用する.

その間,Pikaさん,K木さん,それに他の参加者2名が通過していった.
ブルベ中に限らず,自転車乗りは雨が嫌いである(たぶん).
濡れたウェアが不快なだけでなく,スリップ事故や視界の悪さ,パンクによるリスクが爆上がる.
それにブレーキシュー摩耗やオイル切れなど,マシンへのダメージも大きい.
もし今日が地元開催だったらDNSしてたなぁ(今年既に2回).
と,こんな遠征ブルベ,かつ既にスタートしている状況で愚痴っても仕方がない.できる限りの雨対策で今日を楽しもうとココロを決める.
レインウェアはブルベ民の正装たるモンベルの軽量GORETEX上下.
そして,同じくモンベルのオーバーソックス(これもGORE).
特に後者の効果は絶大.
シューズがびしょ濡れになっても,ソックス,その下の素足はほぼドライ.実に快適である.
ただし,上記の商品もそうだが,環境負荷の観点から「GORETEX」製品が締め出され,新素材に置き換わりつつあるらしい.
一説によると,ウリの防水・発汗性能はかなり低下したとか...ファッキンS〇Gs!
てな感じで,レインウェアを着こんでも,止まらないリムブレーキのせいで全然楽しくないダウンヒル継続.
途中,K木さんが停車して雨支度をしていた.
合流して五所川原市内へ.
朝食が少なかったのと,体内リズム的に摂取が早すぎたためか,異常に腹が減ってきた.
K木さんと相談し,PCでもなんでもないローソンで補給することにした.

「おにぎり2個」と「スムージーバナナ味」という由緒正しいブルベ飯.
思えば,いつものロードと同じリズムと量で補給してしまったのが,後の惨劇を招いたのかもしれん.
BROのような小径車は,タイヤの転がり抵抗が激しく,脚を止めるとすぐに失速する.それを避けるため,無意識にケイデンスを上げる=いつも以上にカロリー消費が激しいのだろう.
で,K木さんと一緒に再スタート.
交通量の多い国道101号を,ますます激しくなった雨にヤラれ,トラックの追い越しに怯えつつひたすら爆走.海を目指す.
そしてようやくたどり着いたのが...

【PC1:海の駅わんど わさお像 59.8km 地点】
時刻は8時ちょうど.
ここはフォトチェック.
「わさお像」を写真に収める.
「わさお」の名前は聞いたことがあるが,何かの映画だっけ?
行き別れた恋人(犬)を探して津軽海峡を泳いで渡ったとかなんとか...(たぶん違う)
いずれにせよ,”ネコ様に絶対忠誠を誓う原理主義者”のKazchariは全く興味がないにゃん(敵を作ったな).
降り続ける雨.
なんと,このブルベ,ようやく1/5が過ぎたばかりである.
こんなペース&装備で大丈夫か? いろんな意味で.

※ その2に続く.





































































































































